
それにしてもお笑いだ・・・。
涙がでるほど笑えてくる・・・。
今にして考えれば、あの時の私は・・・。
過去は誰であったにせよ、私自身が如何にあったにせよ、今では私自身が立派な悪魔なのだから、偉そうな事をいえた身分ではない。
あれは、トーマス・マンに感化され、「真・善・美」なるものを多少なりとも信じていた頃のことだ。かのドイツの作家もまた、堅実で誠実そうな仮面を被った大層な悪魔だったのかもしれない。無垢とまでは言わないが、生命を横溢させた官能的肉体と愚かなまでの強烈な意志という二頭だての戦車が、思慮、経験、英知、狡猾といった制御を一切欠いたままで不安定に馳走し始める若造にとっては、彼こそ最も避けるべき老人だろう。(正にこのような文体で書かしめるのが、彼からの影響の明証なのだろう。)
1984年は実に虚栄の時の始まりだった・・・。
- 2005/05/18(水) 04:42:25|
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